滋賀工場 第一地区で生産されている、クルマの心臓部分エンジンやトランスミッション。
これらの製品一つひとつには、「良いモノをつくりたい」という強い想いが込められています。
この度、ダイハツが誇るエンジンのカットモデルを学校へ提供する取り組みが行われました。
将来のモノづくりを担うなかまたちに、モノづくりの楽しさを知り、興味関心をもってもらうべく、最新エンジンを大胆にカット!! 普段は見えない内部の構造が一目で分かる、リアル教材となっています。
工場現場経験者である定が、この取り組みの意義や工場の魅力を皆さまに伝えたい!という強い想いから、工場・学校を飛び回り、取材してきました!
“想い”が詰まった滋賀工場から、みらいのなかまたちへ
エンジンやトランスミッションが完成するまでには、多くの工程が存在します。
最新技術を備えた機械や、安全・品質にこだわる人の手が加わることで、一つひとつの製品が生まれています。
まずは、製造工場の様子やエンジン寄贈に込めた想いを、動画でご覧ください👇
いかがでしたか?
部品をつくる・組付ける——それだけが「工程」ではありません。
その背景には、製造に携わるなかまに“やりがい”や“楽しさ”を感じてもらうための、作業改善やコミュニケーションなど、さまざまな知恵と工夫が込められています。
工程は、一人ひとりの“想い”によって形づくられています。
モノづくりの楽しさは、製品が完成するときの喜びだけでなく、人と人との協力から生まれる活気によって、より加速すると私は信じています。
ここからは、エンジンカットモデル寄贈プロジェクトを深堀り!
先生や生徒の皆さんにもインタビューしちゃいました!👇
リアル教材を学校へ出荷!学校の反応は?
滋賀工場から出荷されたエンジンは12月2日(火)、大阪府立東大阪みらい工科高等学校(大阪府立城東工科高等学校)にカットモデルを納品。
実習室で行われた寄贈式で、先生や生徒から喜びのコメントをいただきました。
何が問題やろ?……問題解決力を養える良い教材【中谷校長先生】
今回いただいたカットモデルは、構造を目で見て理解できる点が大きな特長です。教科書だけでは伝えることが難しい内容も、リアル教材を使用することで、視覚で理解でき、学習意欲の向上にもつながっていると感じています。
私たちは、実習を通じて“問題解決力”の育成にも注力しています。実習では、分解・組立・始動までの一連の流れを行います。エンジンがかからないときは、「何が問題なのか?」という疑問に対し、今回の教材を活用してまずは仕組みを知り、要因を解析します。
こうしたプロセスを通じて、論理的に問題を解決するための“考え方”を学ぶことができ、実践的な学習にも役立っています。
構造が分かると「おもろい」につながる【主席 機械系 石村先生】
生徒たちは、“機械の歯車”など内部の仕組みや構造が見えると、「おぉ!」と非常に良い反応を示します。その瞬間が、興味を持つ大きなきっかけになります。そうした興味がやがて“おもろい”という気持ちにつながるよう、今回いただいたカットエンジンを、ぜひ今後の授業で有効活用していきたいと思っています。
難しさより、興味の方が大きい【機械系 大倉さん】
初めてカットされたハイブリッドエンジンを見ました。
実習でエンジンの分解や組立は経験していますが、初めて目にする部品も多く、難しそうに見えるところもありました。それでも、構造がどうなっているのか早く見たい気持ちのほうが大きいです。今回のような教材を寄贈いただき、本当にありがとうございます。
“寄贈”を通じて広がるモノづくりへの期待
滋賀工場 副工場長 古川さん
生徒さんが目をキラキラさせながら、食い入るようにカットモデルを見ていた姿は、想像以上の反応でした。そういった姿を目の当たりにし、私たち自身もモノづくりに心を躍らせていた、昔の気持ちを取り戻すようでした。
寄贈までの道のりは色々ありましたが、生徒さんはもちろん、先生方にも喜んでいただき、実現できて本当によかったと感じています。
今回の寄贈をきっかけに、普段何気なく乗っているクルマに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。工場のなかまにも、製造を通じて世の中に大切なモノを送り出し、社会に貢献していることをもっと伝えていきたいと思います。
滋賀工場 工場長 奥田さん
生徒が興味深そうに教材を見ている姿から、モノづくりを通じて幸せな社会を築くなかまが少しでも増えていけば、この取り組みは大きな実を結ぶと確信しました。
お客様にクルマを届けることも、今回のエンジンカットモデル寄贈も、「良いモノをお客様に届ける」という想いは同じです。自分たちの努力や工夫が必ず届け先の“喜び”につながっていることを実感し、工場メンバー一人ひとりが、より一層仕事に誇りを持ち、さらなる活躍へとつなげてくれることを期待しています。
また、今回の取り組みをきっかけにモノづくりに興味を持ち、「ダイハツで働いてみたい」と感じる方が一人でも増えれば、工場メンバーのモチベーションもさらに高まっていくのではないかと感じています。
エンジン寄贈はダイハツ九州久留米でも実施!
同じエンジン製造工場である「ダイハツ九州久留米工場」でも同様の取り組みをされています。
人の想いがつながり、つくられるダイハツのクルマ。
この取り組みは、単にエンジンを学校に届けるだけではありません。
みらいのなかまを育て、モノづくりの技術と誇りを次の世代へつないでいく、大切な架け橋だと私は考えています。現場で汗を流すなかまの熱い想いが、若い世代にもしっかりと伝わり、モノづくりの楽しさを感じてもらえることを願っています。
この取り組みが技術伝承のきっかけとなり、“みらいが走り出すきっかけ”になることを心から楽しみにしています。
この記事の登場人物
大阪府立東大阪みらい工科高等学校 (大阪府立城東工科高等学校)
中谷さん
大阪府立東大阪みらい工科高等学校 (大阪府立城東工科高等学校)
石村さん
大阪府立東大阪みらい工科高等学校 (大阪府立城東工科高等学校)
大倉さん
滋賀(竜王)工場
奥田さん
滋賀(竜王)工場
古川さん