ダイハツONE!

2026.09.10

Copenイベントレポート「OPEN FUTURE DAY」最後のコペンが旅立つ日。

キズナづくり

 2026年8月31日、二代目コペン最後の1台が送り出されました。応募総数約900件、倍率17倍のところを見事当選された全国50人のコペンオーナーの皆さんが、コペンファクトリーに集結。工場のラインでお客様に見送られながら生産終了を迎えるのは、ダイハツ史上初めて。コペンの最後の旅立ちの瞬間を追いました。

 2026年8月31日、二代目コペン最後の1台が送り出されました。応募総数約900件、倍率17倍のところを見事当選された全国50人のコペンオーナーの皆さんが、コペンファクトリーに集結。工場のラインでお客様に見送られながら生産終了を迎えるのは、ダイハツ史上初めて。コペンの最後の旅立ちの瞬間を追いました。

Keep it OPEN、最後のイベントへ

 二代目コペンことLA400Kの生産終了が公表されたのは2025年9月のこと。これまで支えて下さったお客様への感謝と、コペンファンの皆様との絆を未来につなげる決意として、「Keep it Open」と銘打った3回のイベント企画が、生産終了と同時に発表されました。
 第1弾は、5月16日に富士スピードウェイで開催された「OPEN DRIVE DAY」。全国から1,000台のコペンが集結し、パレードランや一斉オープン企画などが行われました。さらに第2弾は、コペンの誕生日である6月19日を祝う「OPEN BIRTH DAY」がYoutubeLiveで実施。

→2つのイベントはこちら!「COPENスペシャルサイトKeep It Open」

コペン最後の1台へ込められた想い

 そして今回、その締めくくりとなる第3弾イベント「OPEN FUTURE DAY」。8月31日(月)、全国各地からコペンが続々と本社前の駐車場に集まってきました。受付で記念品を受け取り、バスで池田第2工場内のコペンファクトリーに向かいます。待ち構えていたスタッフに誘導され、ファクトリーの見学通路に通されていきました。

YoutubeLive(生配信)のたくさんの視聴者からも注目されながら、いよいよイベントがスタート。まずはコペンのデモ車両で、組み立て工程のデモンストレーションが行われました。一つひとつ手作業で丁寧に組み上げられていく様子に、参加者の視線が集まります。

 「今日は“終わりの日”ではなく、むしろコペンの歩みを進める日だと考えています。再びワクワクしていただけるダイハツメイを実現するため、挑戦を続けていきたいと思います!」社長の井上さんからのメッセージに、オーナーの皆さんから期待に満ちた拍手が送られました。

 8月26日にボデー着工、27日塗装、28日に組み立て/検査を終えて完成をむかえた最後の1台を記録したドキュメンタリー映像がスクリーンに映し出され、作り手の想いと丁寧な手仕事によって生まれてくるコペンの姿や、担当者たちのコメントに思わず涙する方も。YouTubeLiveのコメント欄も大いに盛り上がりました。(動画はこちら)

 こうして組み上げられた黄色のコペンローブがファクトリーの奥から登場し、出荷前に行われる検査工程を再現していきました(※)。
   ※前日に全ての検査は完了しているため、工程の再現デモです。
 同時に工場長の北川さんが言葉を添えます。「ここは、しばらく静かな時間に入ることになりますが、この場所が役目を終えるとは思っていません。次の挑戦への出発点です。」そして最後にコペンに向け「私たちにモノづくりの誇りと喜びを教えてくれてありがとう。」と感謝のメッセージを贈りました。

 最終ゲートが開くと、Pの字に似た特徴的なテールランプが点灯し、エンジンがブルルンと心地よい音色を奏ではじめ、タイヤがじわりじわりと回転し車体がゆっくりと動き出し、会場にいる多くの人達に見守られながらファクトリーを後にした。

 ライブ配信終了後、コペンファクトリーの外にはイベント参加者の他、ダイハツの社員もかけつけ総勢200人ほどの人達で花道をつくり、割れんばかりの拍手で最後のコペンを見送りました。

 10年以上関わってきたというコペンファクトリーのメンバーは、最終生産車を見つめながら、名残惜しそうにこう話してくれました。

検査担当

『最後だから特別に』という気持ちもどこかにあるんですけど、車にとって一番いいのは“いつもの基準でいつも通り”であることなんですよね。

組み立て担当

組み立てを担当して40年、最後にこうした場に立ち会えて感無量です。            
ほとんどのコペンは自分が組み立てた車なので、街で見かけるとうれしいです。        

アテンダント担当

立ち上げの時から担当してきたので、思い入れが深い仕事でした。
コペンファクトリーに見学に来られるお客様は、恋人同士やご家族のお客様も多かったです。コペンにお名前を付けて可愛いがってくださる方もいらっしゃいました。

 

 当日の詳しい様子は、COPENスペシャルサイトで9月末ごろ公開予定ですので、ぜひご覧ください!特にドキュメンタリー映像は、同じ映像制作者としてとっても感動しました・・・。
  →COPENスペシャルサイト「Keep it OPEN イベント#03 イベントレポート」

期間限定コペン展を先行見学

 ファイナルラインオフ式を終えた後は、オーナーの皆さんと一緒に本社にあるヒューモビリティワールドへ移動し、9月から期間限定でスタートするコペン展を、今回特別に先行見学していただきました。展示スペースには、コペンファクトリー特別仕様のコペンや、初代からのトリビアや開発裏話、デザインスケッチ、コペンファクトリー専用のユニフォームなども展示されていました。

 そして、会場後方には来場者のメッセージを飾ることができ、思い思いにコペンへのメッセージを綴っていただきました。言葉のひとつひとつに、それぞれのコペンとの時間が凝縮されているのでしょう。企画展を見終えたオーナーからは、「最後のコペンを見送って寂しさもありますが、未来への希望も持てた気がします。ダイハツメイを期待しています。」という声も聞かれました。

オーナーとコペンの物語

今日は仕事を休んで参加しました!
初代コペンからセロに乗り換えてコペン歴22年です。
最後のコペンを送り出すとき、作っている方の後ろ姿を見て泣きそうになりました。

コペンがきっかけで写真にはまりました。
GRを持っていますが、ドレスフォーメーションで部分的にローブやセロに着せ替えてインスタに上げたりしています。
最後のコペンを見送るとき、娘を嫁にやるような気持ちでした。いませんけど(笑)

初代を買って8か月で海外赴任になってしまい、泣く泣く手放しました。買取り業者に引き取られた時、切なすぎて見えなくなるまでずっと手を振って見送ってました。
10年後に帰国したら、すぐ二代目セロを手に入れました。
日曜日に首都高をオープンにしてゆっくり走るのが好きです!

 この他にも、「退職を機に購入し日本一周を目指しています」、「仕事でストレスを感じた時、オープンにして峠を走る事がストレス解消法。コペンに助けられた」という声も聞き、私も同じコペンオーナーとしてすごく共感しました。中には第1回目の「Open Drive Day@富士スピードウェイ」の両方に当選されていた引きの強い方もいらしたみたいです。

 ここに掲載した以外にも多くの素敵な話を伺いましたが、すべてをお伝えできず心苦しい限りです。皆さん本当にありがとうございました。

“蔵出し特典!まぼろしのコペン映像”

 そして、最後にもう一つの 『お楽しみ』 を仕込みました! 生産終了に合わせて、デザイン開発時のコンセプト映像を始め、これまでほとんど外部に公開されることのなかった貴重なコペン映像を蔵出し公開します!

  • コンセプトビデオ(2013):デザイン開発の後半で、社内プレゼンテーション用に制作
  • グッドデザイン賞プレゼンビデオ(2014):会場プレゼンテーションで上映
  • D-X、D-Rコンセプトビデオ(2012):インドネシアモーターショーで上映

 いずれも各イベント向けに、シナリオからCGアニメーションまで、全てデザイン部内で制作した、デザイナーの想いがぎゅっと詰まった映像です。二代目コペンの『生まれる前夜』を伝える貴重な記録として、「あの時、こんな想いで創っていたんだ」と改めて感じるきっかけになればうれしいです。

※これらの映像は開発時期に制作されたものであることから、名称、仕様、デザインは、生産車両と異なる部分がありますことをご了承ください。

コンセプトビデオ(2013):デザイン開発の後半で、社内プレゼンテーション用に制作
グッドデザイン賞プレゼンビデオ(2014):会場プレゼンテーションで上映
D-X、D-Rコンセプトビデオ(2012):インドネシアモーターショーで上映

 

今回の様に工場ラインでお客様に見送られて生産終了を迎えたクルマは、ダイハツにおいては初めてのことだそうです。今回の取材を通して、あらためてコペンがお客様に愛される身近な存在だったのだと実感しました。


 コペンとともに過ごしたすべての時間に、ありがとう。


 そして、またいつか、“その日”まで、――Keep it OPEN!


  文=インナーコミュニケーション室  上垣内 

関連リンク

  •  
  •  

おすすめ記事

    RECOMMEND

98,100
記事一覧に戻る

カテゴリー 一覧